定款のつくり方(理論編)
【まずは基本事項を決めましょう】
定款は、会社の根本規則です。国のレベルでいえば、ちょうど憲法にあたります。
会社法という法律によって、定款に書かなくてはいけない事柄が、いろいろと決まっています。専門的には定款の記載事項といって、なかなか面倒な約束事が盛りだくさんなのですが、次の各事項については、とにかく決めておかないことには手続きが先に進みません。
「よし、会社をつくろう!」と思い立ったら、まずは、これらを決めるところから着手、です。
- 会社名(商号)*
- 本店を置くところ(本店所在地)*
- 事業の目的*
- 資本金の額*
- 決算期(事業年度)
- 出資者(発起人)の氏名住所と、それぞれが出資する額(引き受ける株式の数)*
- 取締役や監査役になる人の氏名・住所*
- 1株当たりの金額
- 発行できる株式の数の上限
これらの中でも、特に*印がついているものについては、専門家が決められるものではありませんので(アドバイスはできますが)、発起人が原案をつくらなくてはいけません。