定款のつくり方(理論編)

【まずは基本事項を決めましょう】

定款は、会社の根本規則です。国のレベルでいえば、ちょうど憲法にあたります。

会社法という法律によって、定款に書かなくてはいけない事柄が、いろいろと決まっています。専門的には定款の記載事項といって、なかなか面倒な約束事が盛りだくさんなのですが、次の各事項については、とにかく決めておかないことには手続きが先に進みません。

「よし、会社をつくろう!」と思い立ったら、まずは、これらを決めるところから着手、です。

  1. 会社名(商号)*
  2. 本店を置くところ(本店所在地)*
  3. 事業の目的*
  4. 資本金の額*
  5. 決算期(事業年度)
  6. 出資者(発起人)の氏名住所と、それぞれが出資する額(引き受ける株式の数)*
  7. 取締役や監査役になる人の氏名・住所*
  8. 1株当たりの金額
  9. 発行できる株式の数の上限

これらの中でも、特に*印がついているものについては、専門家が決められるものではありませんので(アドバイスはできますが)、発起人が原案をつくらなくてはいけません。

定款の基本事項

 

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