ときどき,お問い合わせ・ご質問がある契約書です。
個々の事情に応じて細部は適宜修正してお使いください。
これが,どういう場面で使うものなのか,簡単に解説。
例えば、こんな状況が考えられます。
A社(甲)とB社(乙)が掛で取引をしていた、と。
乙の支払が厳しくなって,ある時点で掛の取引を中止して, その時点の債務を金銭消費貸借という形にした(準消費貸借)。
ところが,その支払も厳しい状況になったので,返済の条件を見直すことにした。 甲は,引き続き乙の割賦弁済を承認する代わりに,将来,また支払が滞ったり・資産状況が悪化するなどしたら,その持っている土地を召し上げる(代物弁済する)ことで承諾した。
で 代物弁済予約を原因とする2号仮登記を乙の負担で行う,
という内容。
契約書後半には,甲が(代物弁済)予約完結権を行使する手順等が書かれていますね。
やはり最近はこういうシチュエーションは多いのかもしれませんね・・
[免責事項]下記の雛型を利用した結果生じた損害につきましては,いかなる理由があろうとも,当事務所は一切の責任を負いかねますので,あらかじめご了承の上で参考までにご利用下さい。
代物弁済予約契約書 □□□□□(以下「甲」という。)と□□□□□(以下「乙」という。)とは,代物弁済予約につき,下記のとおり契約を締結した。 【債務】 【代物弁済予約】 【仮登記】 【期限の利益】 【予約完結通知】 【同時履行】
(甲)※(所 在 地) ※(名 称) (乙)※(所 在 地) ※(名 称) [注] ※ 個人の場合には,(住 所),(氏 名)とし,個人の実印を押印。 ※ 所在地/住所は,印鑑証明書記載の住所と一致させる。 ※ 不動産の表示 所 在 地 番(家屋番号) 地 目(構 造) 地 積(面 積) 平方メートル(公簿による。) [注] ※ 登記事項証明書(不動産登記簿謄本)の記載と一致させる ※ 家屋番号/構造/面積は,目的不動産が建物の場合に記載する項目 |
[お断り]本稿は、運営者個人が運営していたBlog(本サイトとは別サイト)内でご紹介していた記事を、若干補筆して掲載したものです。